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ダムダムッ
マスはスピードに乗ったドリブルで幕久ゴールに迫る。
ディフェンスに戻っていたのはジャイアンとウォーリー。
対する武野はマス、レイ、陸が走っている。
武野の監督「アウトナンバーだ!そのまま行けッ!」
(アウトナンバーとは、速攻した時にオフェンスの数がディフェンスの数よりも多いこと。)
レイ「マス!」
レイがミートしようとする。
マスはボールを持った右手を後ろに回し、ビハインドパスを出す構えをした。
ジャイアン「させるか!」
ジャイアンはレイにパスさせまいとカットを狙う。
しかしレイにパスはこない。
クルッ
マスはパスを出さず、そのままボールを体に回してレイアップに行く。
ジャイアン「ぐッ…。」
ウォーリー「ブロックーッ!!」
最後の砦ウォーリーが高いブロックでマスのシュートコースを消した。
フワッ
ウォーリー「!?」
ドカッ!!
マスのパスに合わせた陸の豪快なツーハンドダンクが決まる。
武野「うぉぉぉぉ!!陸ー!マスさん最高ォォ♪♪」
大いに盛り上がる武野の選手達。
しかしこのアリウープを気にも留めずに1人のプレーヤーはゴールに向かいドリブルを開始していた。
ダムダムッ
スパッ
その男はユッキーだった。
ユッキー「ダンクも普通のシュートも同じ2点でしょ?」
烈「(頼りになるぜ…。)」
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