カリュウカイ

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ボクが中②の時 Y子さんと同じクラスになった。 Y子のお母さんとボクの母は、昼間同じ職場のパートで働いていた。 だからって言うか 美人で頭の良いY子とは、友達と言うか…良く勉強を教えてもらった(笑) クラスの皆は、そんなボク達を放って置くはずも無く、すぐに噂にした。 そうゆう年頃なんだよね(笑) 必死に否定するボクだったが、Y子は気にするでも無くニコニコ笑うばかりだ。 その姿が妙に大人びて見えた。 常に、クラスで2~3番の成績のY子は、放課には姉のように勉強を教えてくれる。 微妙な恋心を秘めつつ、そんなありふれた、進歩も無い毎日が過ぎて行った。 中③になったら、クラスは別々になってしまい、廊下ですれ違っても、目と目を合わせ軽く微笑むだけの間になってしまった。
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