はじまり

5/8
前へ
/308ページ
次へ
俺は走って女のところへ向かった そして 「ねぇ。君今暇?」 「へ?」 「暇だよね。そんな気がする。ちょっと付いてきて」 そう言って 俺は彼女の手を強引にとり あの女のもとに帰ろうとした 「ちょ、ちょっと 突然何なんですか!?それにあなた誰ですか!?」 説明してる時間とかないんだけどなぁ 「ま、いいから今はついてきてよ」 「あ、それと今から喋らないでね、ずっと頷くだけでいいから」 俺は 微笑みながらそれだけ言った 女がこの顔に弱いっていうのは経験上よくわかっている だから、俺は安心しきっていた こいつもただの女だと思っていたから
/308ページ

最初のコメントを投稿しよう!

335人が本棚に入れています
本棚に追加