旅立ち 安息

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机に目をやるとにはダンが居た、しかし何かおかしい… ダンってあんな剃り込み入ってたか?? ダンはため息を付き独り言。 「ジャンジャ怒り過ぎにゃ… いきなり矢で打つにゃんて…」 心の声「ダンも骨折り損か… しかも毛が剃られてるの気付いてないし!!」 するとダンが俺の方を見て大笑した。 俺も剃り込み妙に似合って居て面白くて笑ってしまった。 ディオンに疑問が浮かぶ。 「んっ?? 待てよ?? 何故俺を見て大笑い?? 下半身が少し寒いだけで、 他は何も異常はないはずなんだけどなー??」 考える俺に笑い過ぎて涙が出ているダンは言った。 「ご主人様ズボン履いて無いにゃよ!! どこで落としたにゃ!? また笑う。 相変わらず嫌みたらしいムカつく猫なので言ってやった。 「なぁ!! 髪型変えたのか?? 剃り込み何て入れちゃって!!」 「にゃ??剃り込み??」 鏡でダンは頭を見て絶叫!! 「にゃんにゃこりゃーアアアアアアアアアア!!!」 暫くの静寂の後、 二人はうなだれた。 うなだれるダン。 「人生終わりにゃ…」 玲威に嫌われたと嘆く俺。 「人生がある意味終わったな…」
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