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待合室で待ってると
「やぁぁめぇぇてぇぇ‼‼‼」
「大丈夫💡すぐ終わるから…」
「叩かないでぇぇぇ‼‼‼」
どうやら手の甲をペシペシやられて
血管出されてる様子。
「うぉぉぉ‼‼痛いぃぃぃ‼‼‼」
「いや…もう終わってるから。」
「うぉぉぉ‼痛い‼痛いぃぃぃ」
「終わってるから。」
息子と看護士の温度差に
ちょっとワロタ。
しばらくすると
看護士さんが呼びに来た。
「お母さん行ってあげてください💡よく頑張ったので褒めてあげてくださいね✨」
「はい。ありがとうございます。」
息子のベッドは血まみれで
手も血まみれ…
看護士さんが一生懸命拭いてた。
そうとう暴れたんだろう。
息子の顔を覗き込むと
まつげをグッショリ濡らして
何事も無かったかの様に涼しい顔をしてた。
「痛かった?」
「全然。」
この強がりめ…
待合室まで絶叫が聞こえてた事は
あえて言わないでおこう。
「頑張ったな。」
息子の頭をクシャクシャっと撫でて
横になる様に促した。
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