3月22日

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待合室で待ってると 「やぁぁめぇぇてぇぇ‼‼‼」 「大丈夫💡すぐ終わるから…」 「叩かないでぇぇぇ‼‼‼」 どうやら手の甲をペシペシやられて 血管出されてる様子。 「うぉぉぉ‼‼痛いぃぃぃ‼‼‼」 「いや…もう終わってるから。」 「うぉぉぉ‼痛い‼痛いぃぃぃ」 「終わってるから。」 息子と看護士の温度差に ちょっとワロタ。 しばらくすると 看護士さんが呼びに来た。 「お母さん行ってあげてください💡よく頑張ったので褒めてあげてくださいね✨」 「はい。ありがとうございます。」 息子のベッドは血まみれで 手も血まみれ… 看護士さんが一生懸命拭いてた。 そうとう暴れたんだろう。 息子の顔を覗き込むと まつげをグッショリ濡らして 何事も無かったかの様に涼しい顔をしてた。 「痛かった?」 「全然。」 この強がりめ… 待合室まで絶叫が聞こえてた事は あえて言わないでおこう。 「頑張ったな。」 息子の頭をクシャクシャっと撫でて 横になる様に促した。
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