第参章

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合同練習を伝えたその日の夜 時計が10の刻を刻んだ 「だいぶ遅くなったな・・・」 竜二は夜遅くまで練習していた 家まで走って帰っている 「う、うわ!」 角を曲がった時反対の角から悲鳴が聞こえた 「や、やめろた、助けてくれ」 竜二は悲鳴のするほうへ足音をたてず近寄っていった そこにはナイフを持った見覚えのある顔と50代半ばの中年の男性がいた 男性は壁を背に逃げるように腰を引く それに合わせるようにナイフを持った男がじわりと歩み寄る
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