0人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
合同練習を伝えたその日の夜
時計が10の刻を刻んだ
「だいぶ遅くなったな・・・」
竜二は夜遅くまで練習していた
家まで走って帰っている
「う、うわ!」
角を曲がった時反対の角から悲鳴が聞こえた
「や、やめろた、助けてくれ」
竜二は悲鳴のするほうへ足音をたてず近寄っていった
そこにはナイフを持った見覚えのある顔と50代半ばの中年の男性がいた
男性は壁を背に逃げるように腰を引く
それに合わせるようにナイフを持った男がじわりと歩み寄る
最初のコメントを投稿しよう!