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散歩コースを回って、家の前まで無事到着。満足そうに尻尾を振るルパンに
「可愛いぜこんちくしょう」
と萌えながらも家の前にたどり着く。
ふと道路を見てみると、キラッと光っている何かを見つけた。
家にルパンを入れてから再度道路にでる。
「何だろう…」
そこへ行き、拾い上げて見てみると銀の指輪だった。
指輪の縁には、真っ黒な竜がほられていて中々カッコいい…
「落とし物…?」
ここで待っていれば探しにくるだろうか…
アタシは携帯を開いて時間を見る。
「7:06分…なんとも微妙な」
学校に間に合うためには、最低でも7:40分には出なければならない…
むむむ…とアタシは唸る。
朝ごはんはいいとして、洗濯物は干したい…、
しかし指輪をこんな道路に置いておけば、車につぶされたり誰かが持っていってしまったりと大変だろう
こういう時にアタシの性格は面倒くさい…
自分で言うのもなんだが、責任感は強い方だ。
どうしよう…。
手のひらに置いてある指輪を眺め、考えるアタシ
きっと周りから見たら変な光景だろう…。
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