1話

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「待ってよう!」 考えぬいた結果、待つことに決定。別に学校に遅刻しちゃえば洗濯物だって干せるし… 普通の人はここで気付くだろう…。落とし主が来るまでここでずっと待っていなくてはならない事に まぁ、あの時のアタシはそこまで深く考えていなかったんだよね 実際持ち主はちゃんときた、ある事件をのぞいては… あの後、道路ではさすがに待っていられないから、自分の家の塀によじ登って座っていた。 アタシの家は、塀で囲まれている。分かりやすく言えば某人気アニメ、ど○えもんののび○君の家みたいな? ふと指輪を見てみると、内側に何やら文字の様なものが彫ってある事に気付いた。 「何かな?もしかして持ち主への愛のメッセージとかかな?」 良くあるじゃん?恋人にあげる時に、メッセージとかを彫ってもらうサービス アタシは軽くデバガメ気分になりつつ、指輪の内側を覗き込んだ。
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