♯1

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【晴海サイド】 『どうかした?』 助手席のドアを開けて詩穏ちゃんを見ると、何故か少し慌てて… 『あっごめんなさい;;;カップホルダーに灰が乗ってたの見えてつい…』 『ぇ!!ありがとう!!ハンカチ汚れちゃったかな;;ごめんね;;;』 あれ…俺さっき掃除したのにな…あれから吸った灰かな… 『大丈夫ですよ(笑)』 詩穏ちゃんが車を降りようと、足を下ろしたから手を差し伸べて、ニッコリ笑って見せる… 王道の女の落としかただな(笑) 『気をつけてね(笑)』 『晴君ありがとう(笑)キャッ;;!!!』 『ぉっ;;!!大丈夫?』 詩穏ちゃんはそっと手を置き微笑んで、車を降りようとしたとき、何でも無いとこでつまづいて、抱きついてきた。 「キャッ」とか可愛っ/// 『ごめんなさい;;;』 『怪我しなくて良かった(笑)』 役得役得(笑) 女子高生も抱き心地かわんねぇな…この子結構スタイル良いし… 『ありがとう(笑)』 『行こうか(笑)』 俺は詩穏ちゃんの手を握ったまま歩きだすけど、詩穏ちゃんは歩こうとしない… 何で;;;? 『晴君…手///』 『ごめん嫌だった?』 マジか;;;結構ショックだぞ;;; 『嫌じゃ…ないです//』 『じゃあ繋いだまま(笑)』 『はいっ(笑)』 照れてるのか…手繋ぐだけで?マジか!!?めちゃくちゃ可愛い// 俺は妙な浮かれ具合で、詩穏ちゃんにペースを合わせて、章介が予約してあるいつもの、合コン場所へ向かう。
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