♯1

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【晴海サイド】 手繋いだまま店につくと章介の名前を言って、予約してあった席に案内されて… 『晴君…勝手に座っちゃって良いのかな;;;』 『良いんじゃない(笑)』 『じゃあ…晴君からどうぞ(笑)』 俺が先に座敷に上がり、詩穏ちゃんも座敷に上がると、膝を付いて靴を揃えて端に置いて、俺の靴も同様にして立ち上がった。 正直驚いた… 今付き合ってる女達もそんな事しねぇし… この子やっぱ女子高生じゃないかも…すっげぇ良い… 何か吹っ切れたかもしんねぇ… 『ごめんね…ありがとう(笑)』 『え?何が?(笑)』 『ん?いや…あっ!!何処座ろう?(笑)』 この娘にとって普通なんだ… 俺よか大人かもな(苦笑) 『晴君決めて下さい(笑)』 『じゃあそこの奥に(笑)』 『はいっ(笑)』 俺が一番奥を指差したら、心地良い返事して詩穏ちゃんが座って、俺も並んで座る。 なんだろうこの娘の言葉が心地良い… 俺が主導権ってやつ握ってるのが感覚でわかる…
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