♯1

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【詩穏サイド】 お店につくと晴君が店員と話して、予約してあった席に案内されたけど、合コンだし… 『勝手に座っちゃって良いのかな;;;』 『良いんじゃない(笑)』 『じゃあ…晴君どうぞ(笑)』 晴君が先に座敷に上がるように仕向けて、私も上がって膝を付いて、私のと晴君の靴を揃え端に置く… お行儀良い娘のフリ~(笑) 『ごめんね…ありがとう(笑)』 『え?何が?(笑)』 出来るだけ自然な振る舞いに仕立てあげなきゃね(笑) 決めないといけない事とか、行動は男の人に任せちゃう!! 『ん?いや…あっ!!何処座ろう?(笑)』 『晴君決めて下さい(笑)』 『じゃあそこの奥に(笑)』 『はいっ(笑)』 晴君が奥を指差したから座ると、晴君も隣に座りって… 『詩穏ちゃんは何歳?(笑)』 『17歳です…でも22歳とかよく言われますよ(笑)』 『え~25って思った(笑)』 オーソドックスな会話で、ここまで言った人初めてだよ(笑) 『えーっ晴君意地悪ぅ(涙)』 晴君の腕に手をあて軽く押して可愛く見せる… これ歳上の落とし方ってやつ?(笑) 『嘘!!嘘!!拗ねない拗ねない(笑)』 『拗ねなてないですぅ(笑)』 ちょっと言ってて痒くなる喋り方を続けて、お話してると合コンメンバーが入ってきて… 『あーっ!!晴さんずりぃ!!俺晴さんの前っ!!』 健吾君が晴君に文句を言いながら前に座る横で、章介君が晴君を横目で見てるけど…なんだろう? 『香奈詩穏の前(笑)』 デタよ…香奈の前マジでヤダ;;; スッゴク凹むよ(涙) なんか健吾君も晴君も私と同じような顔してる… 微妙な空気の中でって、四人の空気だけど;;; 皆が座り終わったら合コンが始まったみたい… ホント微妙(涙)
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