ピエロ

♯１

【晴海サイド】

『詩穏ちゃんは何のむ？（笑）』

健吾の先手うってメニューを詩穏ちゃんに向けると、詩穏ちゃんは困った顔して…

『やっぱりお酒ですか？』

『もちろん（笑）』

｢お酒ですか｣？もちろんお酒でしょう!!
健吾虐めなんてどうでも良いや（笑）

『じゃあカシスソーダで…（笑）』

『香奈もカシスソーダ（笑）』

カシスソーダが可愛い//なんて想いを一瞬でかき消す、香奈って子のカシスソーダ;;;

お前は黙ってろ;;;;

って素で思っちまった…
健吾も俺と同じ気持ちみたいだな(苦笑)

『『詩穏ちゃんは何食べたい？（笑）』』

健吾と同時にメニューを開いてしまったけど、詩穏ちゃんが俺の方向いた!!!

健吾…悪いけど今回もいただく（笑）

『ぇ…ぁっじゃあ…晴君おすすめありますか？』

『晴君;;;???』

健吾が皮肉たっぷりに俺を睨み付けやがったから、俺も負けじと勝ち誇った顔で睨み返す…

『何…文句あるのか？』

『いえ;;;』

『サラダ旨いよ（笑）』

怯んだ健吾から詩穏ちゃんに笑顔を向けたら、詩穏ちゃんもめちゃくちゃ笑顔で…

『じゃあサラダ…トマト入ってるのが良いです（笑）』

トマトが可愛い～///

つ～か指先を鼻先で合わせてる仕草も良いっ!!!

なんて思ってんのも束の間;;

ぜってぇ健吾も同じ事考えてやがる…

つ～か香奈って子;;;俺の顔見すぎ(冷汗)
勘弁してくれぇ（泣）