♯8

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『榎木さぁん何時まで?(笑)』 『多分8時頃かな;;;バイトは?』 『辞めたよぉ(笑)』 『えっ?何でっ;;!!』 『秘密ぅ!!支店長さ~ん(笑)』 バイト辞めたって何で;;;? 続けてもらった方が何かと好都合なのに;;; 支店長ん所行ってもうちょい手伝うって言ってるし… 『香山さん悪いねぇ…じゃあもう少しお願いします(笑)』 あっさりオッケーかよっ;;!!! 鼻の下伸ばしちゃってまぁ;; 年末でバタバタしてっからお茶汲み助かんだけどさ… 『彼女にいつ言うんだ?(笑)』 『仕事納め;;』 『血吐くなよ(笑)』 『今吐きそう(涙)』 赤羽大魔王はお見通しかよ;; 胃薬置いて行きやがった;;; あ~胃いてぇ(涙) なんとか雑務こなして8時… 嬉しいくて楽しい筈の詩隠との二人きりの空間が息苦しい;;; 『晴?どうした?』 『何でもねぇ…心配すんな(笑)』 『なら良いけど…隠し事なしだよ!!』 『何でそう思うんだ;;?』 『女のカン(笑)』 恐ろしい;; 信号待ちで詩隠の頭撫でてごまかしてはみたが… なんて言おうかそればっか考えちまう… 考えたまま部屋について、ソファーに座ったら、ちょっと経って詩隠が覗き込んできた;;; 『晴…ホントに変だよ;;』 『そんなことねぇよ…;;;』 『ふ~ん…』 あっさり引き下がって飯の用意しはじめて助かったけど… 折角のイブなのに後ろめたい;; 『晴~お風呂止めて入ってこ~い(笑)』 『お~…』 言われるがまま風呂入って考える… 言っちまうべきか、仕事納めまで黙っとくべきか… 取り敢えずのぼせる前に出たら、テーブルに飯並んでる/// 『はいビール(笑)』 『おーっ気が利くねぇ(喜)』 『いつも帰って直ぐ飲むクセにボ~ッとしてっからさぁ(笑)』 『たまにはゆっくり飲むときもあらぁ(苦笑)』 『あっそ…いただきまぁす(笑)』 食い始めりゃ幸せいっぱい嫌な話しも忘れる…ワケねぇだろ(涙) でも唐揚げ旨い(幸) タラタラ食ってたら詩隠風呂行っちまうし;;; 結局グタグタのまま1日終わって…
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