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部屋は普通のコジャレた洋室。
部屋に入って詩隠が肩に腕回してきたから、舌絡ましながらベッドに近付く。
途中でお互いの服剥いでベッドにつく頃には裸。
普通の光景だろうが、俺にはなんか新鮮に思える…
誰のテリトリーでもない部屋で、宝物の存在を確かめるのは妙な気分だ。
恥ずかしそうな詩隠もいつもより可愛く見える。
照明もカーテンも開けっ放しで抱き合う…つ~より舐めあう…
繋がるまで言葉は交わさない。
交わさなくても愛情が伝わるから…
詩隠の声だけで満たされていく。
でも繋がったら言葉が出てくる。
安心感からか溢れだした愛情からか…
『はるぅンッ…好きッ//』
『知ってる…好きなだけ?』
『知ってるックセにぃッ//』
『言わねぇとわかんね…』
『ァッ愛してるッンーッ///』
確かめたいから言葉が聞きたくなる。
後は上からキスされんのが幸せ感じる。
セミロングの柔らかい茶髪が俺の顔に掛かって、直ぐ後に柔らかい唇の感触。
握りしめた指の間にある指輪の感触…
俺のもんだ………
終わる頃には俺と詩隠は入れ替わって、俺が詩隠に崩れ落ちる。
詩隠に抱き締められてキスして、隣に転がって………
『凄い気持ち良かったっ(笑)』
『何が違うんだ?(笑)』
『分かんない!!けどねっそ~だなぁ…いつもが打ち上げ花火だとするよね…ヒュ~パ~ンッ!!ってやつ(笑)』
『今のは?(笑)』
『豪華な仕掛け花火!!ヒュ~パ~ンッシュルシュル~パーンッってカンジ?(笑)』
『聞くな;;で要点は?(笑)』
『だからすっごい気持ち良かったって(笑)』
『あっそぉ(笑)』
やっぱ馬鹿だ(笑)
けどめちゃくちゃ可愛くって愛しくって仕方ねぇ…
あ~あ帰したくねぇなぁ;;
詩隠の要点の掴めない話を長々聞いて、初めて二人で風呂入る(笑)
つっても俺が抱えて強制的に(幸)
『ほら出るぞ(笑)』
『も~ちょっと抱っこ(笑)』
結局はバスタブで詩隠に捕まって長々浸かって、上がってから煙草くわえて詩隠の頭を拭く(幸)
『も~いいよぉ(笑)』
『まだまだ;;風邪ひくだろ;;』
『ドライヤー使います(笑)』
『風力弱いからまだ!!』
『最近のは普通…』
『『つ~かムカつく…』』
二人で笑いあって髪乾かして、服着て車に戻って……;;
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