ピエロ

♯８

後ろ髪引かれまくりながら…正しくは裾引っ張られながら屋敷出て車に乗り込ん…;;;;

『詩隠;;離さねぇと閉めらんね;;;』

『なんかヤダ;;（寂）』

『晴も此所で正月する？（笑）』

『実家帰らねぇとな(苦笑)』

『おー帰れ帰れ!!!（笑）』

『嘉さんと口きかない（怒）』

『し～ちゃん;;;（悲）』

『馬鹿ね;;晴君また打ち合わせでね（笑）』

『はい;;じゃあ失礼させて頂きます（笑）』

『晴ぅぅ（寂）』

『しお;;根性分かったから;;離れろって;;!!』

『勉強したくないの分かったから;;今離さないと土産無しな（笑）』

『気をつけて行ってらっさい（笑）』

『ハイハイ;;;』

『現金なヤツ;;;』

って感じでなんとか詩隠の実家出て、そのまま実家に向かった;;
家のは隣県だけど詩隠の実家から然程遠くない…

時間にして１時間かかんねぇな…

独りの車はやっぱ寂しいけど;;まぁ仕方ないからゆっくり走って帰ってみた（笑）

『ただいま～…』

『晴海ぃ？（叫）』

『おー（叫）』

なんか家入ったらどっからともなく母親の声して、叫び返してリビング入ったら、弟がソファーで携帯いじってる…

ますますソックリになってきやがった;;;

『晴ちゃんお帰り（笑）ってどーしたのっ（驚)』

『あ？何が？』

なんか俺見てソファーから落ちかけて、ビックリしてるけど何か変か;;;

『口と耳っ!!晴ちゃん今頃グレた!!？』

『グレてねぇ;;何と無くだ（笑）』

『何騒いでるの？（笑）はっ晴海っ;;;!!!あなたーっ（叫）』

母親登場したらいきなり父親呼ぶし;;
やっぱピアス失敗か;;;

『ん～どうした～？ん？晴海？夏海居るもんな;;;』

『どう見ても俺は晴海だろ;;』

『晴ちゃん失恋でもした～？（笑）』

『その歳で失恋？いつお嫁さん見れるのかしら;;』

『晴海は結婚出来ない男だったか;;』

『好き勝手ほざくな;;』

『じゃあ彼女居るの？（笑）』

『まぁな;;向こうの実家から帰って来たんだ;;』

『えっ!!ちょっと晴海ご実家だなんて!!あなた大変ご挨拶行かなくちゃ!!』

『屑葉;;先ずは晴海が彼女を連れて帰ってからだ;;』

『あっそうね（笑）』

家もこんなに落ち着き無い家だったっけか;;
半年帰んねぇとわっかんね;;