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時は少し戻り、所もかわって…
ここは〇〇県立〇〇高等学校…
昼休みも終わりに近付いた時、隣のクラスの小林 恭子が駆け寄ってきて…
『詩穏ーっ!!!ねぇっ今日合コン行かない????』
『今日暇だし行く(笑)』
私と恭子は廊下で立ち話が始め…
『やった!!じゃあ放課後駅集合ね(笑)』
『オッケー(笑)』
分かれて教室に入り、残りの二時間を何とか済ませ、私は鞄を持ち教室から出て行く。
『詩穏!!待てよ(笑)』
『何か用?ですか?』
少し急いでる私を呼び止めたのは、2つ上の部活の先輩 鳴海 良幸…
「待てよ」とか何様なの?
『冷たいねぇ;;;付き合って1週間っつたらラブラブなはずじゃねぇ?(笑)』
『ちょっと待って…;;;私と先輩付き合ってんの?』
付き合ってる?いつから?って一週間前?あり得ない;;;
『おもしれぇジョーク(笑)』
先輩は私の肩に手を置きケタケタ笑うけど、ウザいしジョークじゃないから、すっごくダルい;;;
『はぁ(苦笑)』
適当に話を合わせてれば何とかなるよね…
『今日デートしよ~ぜ(笑)』
『ごめ~ん;;今日友達のとこお泊まりする約束しちゃったぁ(苦笑)』
一応手合わせて謝ってみるけど、謝ってる意味あんのかな;;;
先輩の顔を見ると如何にも不機嫌そうだし;;;
『男?女?』
『女だけど…』
『ならよしっ!!メールするわ(笑)』
『バイバイ(苦笑)』
普通聞くか?別に男と泊まってあんたに迷惑かけないでしょ…
つ~かメールとか迷惑だし(怒)
部活の先輩だしなぁ;;やり辛い(涙)
無性に苛ついてきたけど、先輩はバイクで帰って行ったし、私も駅に向かい…
トイレで私服に着替えて、ホームに設置されている喫煙所で煙草に火をつけて、いつもの合コンメンバーを待った…
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