序章

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ふと何かに足をとられ転けてしまった 立たないと殺される しかし体が言うことを聞かない 「ミンナツレテク」 耳元で言われてる気がして目をつぶった 「大丈夫?」 声が聞こえた どこかで聞いた事のある声が… 恐る恐る目を開けた 「立てる?」 そこには先ほど死んだ友達が全員いた 周りを見ると新校舎の廊下、しかも真っ昼間、服も制服になっていた あぁ夢だったんだ… 枯れたはずの涙がまた頬を伝った 一人が手を差し出した その手を少女は掴んだ 「えっ…!?」 掴んだ手を反射的に離した
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