猿夢

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「ん…?」 俺は気づいたら暗く不気味な駅にいた… 「これは夢か…」 なぜだか小さい頃から夢と現実の区別がすぐついた。 しかしほんとに暗い…夢と分かっていても怖いな… その時どこからかアナウンスが入った… 「列車が出発しま~す。死ぬほど怖い目に遭いたい人は御乗車してくださ~い」 死ぬほど怖い目? どれほど怖いのだろうか… 本能は行ってはいけないと言っているが、どうせ夢だと思ったし、好奇心の方が強く結局乗った… それに俺は『覚めろ!』と念じると夢から抜け出せる。 その力があるから絶対大丈夫だと思った…
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