少女、時を越えて

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真っ暗な闇の中を歩いていた。 思えば明るい空の下を歩いた事なんてあっただろうか? いつだってそうだ。 『怖い女だね、全く。実の母親の男に手を出して。』 違う・・・ 『薄汚い!』 違う・・・!! 『なずな!あたしの彼氏返してよ!あんたが何かしたんでしょ!』 違う・・・ 『信じてたのに・・・どうして・・・』 違う・・・!! どうして? どうして、あたしの言葉は信じてもらえないの? どうして誰にも届かないの? どうして・・・ .
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