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「い、いちまん…えん‥‥」
なんと月額がお札一枚で済むというベストプライスだ。
「こ、これ、ほんとうなんですか?!」
未だ自分の目を疑いたくなる破格に、里海は店主に詰め寄った。
「嘘じゃないんですね?!」
襟首を捕まれ、首をガクガクさせながらも、お爺さんはハッキリと答えた。
「え、はい、事実です。」
そのセリフを待ってましたとばかりに目を輝かせる里海。
彼女は天にも昇る気持ちだった。
「私、ここに決め「俺、そこに住むぜ。」
里海の決意を遮るかのように、一人の青年が割って入ってきた。
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