4波

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今日も朝からバタバタしつつ、なんとか出勤できた里海。 「おはようございます。」 早めに着いた社内には、まだ人は少ない。 よし、遅刻は免れた。 心の中でホッと一息吐いた彼女に、後ろから声がかけられた。 「もしかして…‥里海か?」 聞いたことのある懐かしい声に、里海はゆっくりと振り返る。 「え…‥克(すぐる)?」 それは、高校1、2年のとき付き合った元彼の〝二宮克〟だった。 「なんでここに?」 「オレ、ここに就職したんだ。」 別れてからまだ月日経ってないのに、まさかの再会!!
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