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今日も朝からバタバタしつつ、なんとか出勤できた里海。
「おはようございます。」
早めに着いた社内には、まだ人は少ない。
よし、遅刻は免れた。
心の中でホッと一息吐いた彼女に、後ろから声がかけられた。
「もしかして…‥里海か?」
聞いたことのある懐かしい声に、里海はゆっくりと振り返る。
「え…‥克(すぐる)?」
それは、高校1、2年のとき付き合った元彼の〝二宮克〟だった。
「なんでここに?」
「オレ、ここに就職したんだ。」
別れてからまだ月日経ってないのに、まさかの再会!!
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