1波

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「ま、まさかぁ!一緒に住むなんて、そんな…‥」 こんな得体の知れないヤツと同居なんてまっぴらゴメンだぁ! なんとしてでも私がこの部屋に――― 「…‥って、この人もうサインしちゃってるぅぅぅ?!」 なんと横取り男は、ちゃっかり契約書を書き始めていた。 「ちょ、待ってよ!」 「なんだよアンタ、しつけぇなぁ!」 「その言い方はないでしょーが!」 「説教か?ったくうぜぇな!!」 「どっちが!?」 バンッッッ 私と男が音のした方向に恐る恐る目をやると、驚愕の事態を目のあたりにした。 「おぬしら、グダグダグダグダ、まどろっこしいのぉ!はよせんかぁぁぁ!!」
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