9人が本棚に入れています
本棚に追加
学校では、久しぶりに僕を冷ややかな目で見る人が少なくは無かった。
「また来たのか、弱虫君?」
あの時の虐めをしていた奴は相変わらず変わらない。
それを僕は越えなければならない壁だ。
「相変わらず五月蝿いんだよ、それしか出来ないのか筋肉馬鹿。」
「ああ?お前何言ってるか解るのか?」
分かってる、こんな事を言えば必ず僕は標的にされる事くらい。
でも、ただ虐めを受けるのは嫌だ!
「さっさと退けてくれない?君が幅をとってるせいで僕が通れないんだけど?」
不良が献の胸倉を掴み、殴った瞬間に先生が入ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!