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――学校で、僕は虐めを受けていた――
「止めてよ!」
そんな声も虚しく鞄を取られ、机と椅子が無くなって、殴られ、蹴られ、何時も痣が出来た。
親に迷惑をかけたく無かった。
だから隠していた。
そんな時、家で親にばれてしまった時、僕に言って来た。
「何故やり返す事をしないんだ!」
ああ………。
あなたは慰める事も出来ない
「何でこんな奴に育ったんだ………こんな成績も運動も何も取り柄の無いクズに!」
それは本音なんだろう。
オレハアイサレルコトスラユルサレナイノ?
俺が何も出来ないから虐めを喰らう。
何も出来ないから標的にされる。
「五月蝿い!もう僕に構わないでよ!うんざりなんだよ!」
そして僕は部屋に逃げた。
何も出来なかった自分は勿論
責める事しか出来ない親に怒りを覚えていた。
その日から、親に八つ当たりをする様になってしまったんだ……。
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