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下に降りると玲香が朝食を食べずに待っていた。
「それではいただきましょう」
「い、いただきます」
メニューはトースト、ハムエッグ、グリーンサラダ、オレンジ、これは全て玲香が作ったものである。
玲香の料理は普通にうまい、昨日晩だってカルボナーラを作ってくれた。
海斗はさっきの事が気になり玲香に聞いてみた。
「なぁ、玲香」
「なんでしょう?マスター」
「さっきの事怒ってない?」
「さっきの事?」
「いや、その、お前の胸を触ったこと……」
頬を赤く染めながら海斗は言った。
そうしたら玲香はケロッとした顔で
「それなら気にする事ないですよ。私の身体はもうマスターのものマスターが自分のものをどう扱おうがマスターの勝手ですよ」
「そんなのダメだよ。お前の身体はお前のなんだから、そんな自分がものみたいに言うの……」
「それは命令ですか?マスター」
「え?」
「私が自分の事をもの扱いするのをやめろという命令ですか?」
「え、まぁそれに近いかな」
「わかりました。これから私は自分の事もの扱いしません。それよりマスターもうそろそろ行かないと危ないのでは?」
「へ?何に?」
「学校」
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