「稼働」初めての出会い

6/8

24人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
??? 「これは、なに?男の子?」 目の前にはコードで繋がれた男の子がいた。 「君がボクを呼んだの?」 『音声登録完了』 「えっ」 そう言うなり、いきなり動きだした。 「うわぁ。なんだこれは」 「そいつの正体を知りたいか」 どこかで聞いた声。そう、ボクを追いかけ回した隊長の声だった。 「何だよ~。しつこいぞ!」 「そいつは、人間じゃないぜ。精巧に出来たアンドロイドだ」 (無視された) 「そして、こいつを動かす動力は~ってあれ、動いてる」 男は少し驚きながら「ま、まぁ動いてる方が都合がいい。ロボット、命令だ。あのガキを潰せ」 ロボットは全然動かない。 「命令だ潰せ!」 それでもロボットは動かなかった。 「クソッ。仕方がない。構え!!」 そう言うなり、銃がカルのほうを向いた。 「撃てー!!」 「助けてー!お父さん、お母さん!」 バーン。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加