61人が本棚に入れています
本棚に追加
「まっ…」
手で顔を防御した
「だって…嘘だもん」
「何が?」
まさか、史が僕の事好きな
はずがないと
胸に唱えた
泣きそうになった
目に涙があふれんばかりに
たまった
「何が?何が嘘なんだ?」
「だって史が僕を好きなはずないもん!僕も史も男で好きになるはずない!同性なんて…」
思っていたことを吐き出すと
涙が止まらなくなった
ぼろぼろとほおからこぼれ落ちた
「ふみぃ…僕も史がすきなんだ」
涙をぬぐった
いくらぬぐっても落ちてくる
なんでだろう…
最初のコメントを投稿しよう!