ありがとう

野球ﾎﾞｰﾙ

次の日
いつもの様にナースさんに起こされ目が覚めた。
検診をしたあと、ベランダに出た。

可愛い制服を着た子達が仲良く話ながら歩いている。

「私も話し相手欲しいなぁ...」

なんて呟きながら眺めてると、昨日の男子高生が来た。

「今日は遅刻してないじゃん!!!(笑)」

男子高生を見てると、その男子高生がこっちを向いた。

慌てて私は目を反らした。
すると彼は、

「おーはーよー!!!」

ッと私に手を降って来た。

「お...おはよー。」

ビックリしたけど、何だか嬉しくなった私は、返事を返した。

「これ!!!読んで!!!じゃぁね―――」

そぅ言ぅと、彼は野球ボールを投げて走り去って行った。

私がウマイ具合にキャッチしたボールには、何か付いていた。