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「大丈夫。服しか切られていない。俺より自分を優先しろ!走れ!」
「はい!」
とりあえず、野田から先に走らせた。
そして俺が後ろから追いかける形だ。
しかしゾンビは後ろから追いかけてきた…。
俺の知っている(ゲーム内の)ゾンビは歩くことしか、知らない。
しかし…、このゾンビは少し違っていた…。
走る事が出来たのだ。
野田がガラスを割りながら窓の外へ出た。
続いて俺も走りながら、窓の外へ出た。
そこでゾンビは、嘲笑うかのように止まった。
走ることは出来ても、走りながら飛ぶという動作は出来ない様だ。
命からがらに逃げ延びた俺達の近くに、まだ存在しているゾンビがいる事を知らない。
そして俺達は次の家へと、捜索をするために移動を開始した…。
その先には、想像を絶する世界が待ち受けていることを、俺達はまだ知らない。
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