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「どうするって言ってもなぁ…。まぁあれじゃね?あいつら探すのが一番だと思うけど。」
「尾長君…、もしかして向こうもゾンビと戦っているのかな?」
若村が聞いてほしくない事を聞いてきた。
「わかんねぇけど…、多分戦っていると思う。だって俺等だってこんな状況じゃん?」
そう言うと、みんな無言になってしまった。
五分ぐらい時間が立ったかな?若村が先に口を開いた。
「けど向こうのチーム?ってあれじゃない?意外と強いかもよ?」
まぁ…、俺もそう思うけど。
別に平片さんの過去を、みんなに言うわけじゃないけど…。
みんなの前じゃ体力ないって言っているけど、正直俺よりあるんじゃないか?
もしかしたら…、野田以上に…。
「そう…、かもな…。」
まぁいいや。
今は俺等の事を考えるか。
「一応さ、これからの事考えようか。」
「そうっすね。マジで俺、こんなところ嫌っすよ。」
涙目で田木がそう言うと、若村も涙目を浮かべかけた。
「俺も嫌だし。早く地球に戻りたいし。てかここ、地球?」
俺は吹き出しそうになり、笑いを抑えた。
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