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世界
俺達は、綾ちゃんと別れてから光る扉を見つけた。
尾長君はその光る扉を開け、俺達は中へ入った。
入ると不思議な事に、また扉がある。
そして扉を開けようと、尾長君がドアノブに手をかけると、俺達のいる部屋が青の光から、赤色に変わった。
「あれ?この扉開かないんだけど…。」
俺は尾長君の言葉に耳を疑った。
身の毛が全部逆立つ程、怖かった。
【!!】
すると上のスピーカーから声が流れた。
正直俺達には聞き取れない言葉だった。
「尾長君、なんて言ってるか分かった?」
「いやいや、分からないし。」
すると天井についている、スピーカーから変な音がしたと思うと、今度は別の声が流れてきた。
【驚かせてごめんね。】
「え?」
俺は耳を疑った。
今度は聞き馴れた声だった。
「なんで英子ちゃんがいるの!?」
幼馴染の角田英子(ツノダエイコ)の声だった。
【え!海斗!?なんでここにいるの!?】
「英子ちゃんだって、なんで!?」
「何、知り合い?」
田木の言葉で、皆は静まった。
【とりあえず海斗、少し待ってて。】
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