12月1日

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俺は足をフラフラさせながら病院の外に出た 太陽はまだ光輝いており俺には太陽の輝きが眩しかった 陽気な日だまりの中俺は自分の命が残り1年だと言う地獄の様な現実に立ち眩みを覚えた 自分という自我が音も無く崩れていき俺は自分が立っているのはアスファルトだという感覚さえ麻痺してしまった 正直な話俺は自分の人生は80位までだと思っており今は日々をただ生きてきた そんな生き方も悪くなかったし別にやりたい事も無かった しかしそんな生き方さえ運命という現実は壊していった 目の前が真っ暗だった 少女は俺の体調を気遣い家が遠いなら自分の家で休んでいかないかと聞いてきた 流石にそこまで世話になるわけにはいかなく俺は歩いて帰ると告げ俺は歩き出した 少女は何かを言いたげだったが何も聞かず言わずに俺を見送った 見知らぬ土地で俺は自分がどこに向かっているかもわからずに歩き続けた 俺は……迷った様だ 訳もわからずただ歩くしかなかった ただただ歩くうちに俺は繁華街にでた 今は仕込みの時間なんだろうか 店はほとんど閉まっていた 「や…止めて下さい!!」 聞き覚えの有る声が耳に届いた 右を見ると髪が長い少女が男数人に絡まれていた  今時あんなの居るんだなぁ 「しゃあない…見ちまった以上助けますか」 俺は男達の所に向かって走り出した
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