第十五章~天国へのカウントダウン~

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「緒方さん、具合の方はどうですか?」 「…あ、もう大丈夫です」 「あと2、3日したら退院できますから」 それだけ言って医師は部屋を出て行った。 今病室には、俺と亜稀葉の2人だけ。 2人の間はずっと沈黙だった。 「南…」 先に沈黙を破ったのは亜稀葉だった。
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