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「ダメだ……仕事が手につかない…」
「何が手につかないって?この幸せ者め!」
幸村が話しかけてきた。
「なんだよ…隼人かよ……」
「なんだとはなんだよ!それよりさ、安藤とはどうなったわけ?」
幸村は凄く興味津々に食いついてきた
「どうって……別にその事については何も考えてないよ…」
「何も考えてないって…お前なぁ、あの安藤だぜ?」
「だから何なんだよ…さっきからさ…?」
「わかってねーなぁ…緒方は!」
「は?」
「なぁ、東原!」
「…緒方さ、女心ってわかってる?」
「…分かるわけないだろ!」
東原は深く溜息をついた。
「お前、安藤となんかあったのか…?」
「え?」
「その顔は何かあると見た…。」
「…ただ、残業で残ってるときに話すだけだよ……」
「本当にそれだけ…?」
「それだけだよ!」
すると、安藤が会社へ出勤してきた。
「お早うございます。」
安藤はいつもの爽やかな笑顔で挨拶をしていた。
「緒方くん、おはよう。」
「あぁ…おはよう…」
安藤は…
昨日の事をどう思ってるんだ…?
「あ、安藤!」
僕はとっさに安藤を呼び止めていた。
「え…?」
「昨日のことだけど…さ…安藤はどうしたい…?」
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