ー1章ー

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夕食のあと、特にやることもなくぼんやりとTVを眺めながら思い出したように呟いた 「そういや、こいつ名前、どうしよ?ん~…あ、夢羽なんてどうだ? 《夢に向かって羽ばたく》っつう意味を込めて!!」 ちゃっかり意味まで考えて、猫に感想を聞いてみる 話を振られた猫は「にゃ?」と鳴きながら首を傾げる それを「気に入った」と受け取り、目を細めて笑う 「え~と、まずは自己紹介からだな 俺は蒼っつぅの!お前は今日から夢羽だからな!!夢羽、おいで~」 気を許したのか「夢羽」と呼ばれるとすぐに蒼を近寄り、手をペロッと舐めた 「お前、かわいげあるな~ふあぁ…眠くなってきた…今日はもう寝るか…夢羽おやすみ」 いろいろあって疲れた蒼はベットに潜り込むとすぐに規則正しい寝息が聞こえた
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