夢喰い

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おやすみなさい。 目が覚めるころにはきっと忘れてしまうんだね。 こんなにも僕はあなたを愛しているのに。 夢喰いが僕の夢を食べてしまうから。 僕はあなたの夢を覚えていない。 あなたと繋いだ手の温もりだけが何時までも残ってる―――― 僕はあなたの存在は知っている。 大切な人だということも知っている。 だけど、僕はあなたが誰だか分からないんだ。 夢喰いが、僕の夢を食べてしまうから…
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