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「あー暇」
俺は一人つぶやく。
「夏見君!暇なら手伝って!」
浅田先輩が呼んでいる。
生徒会長の浅田遥希先輩は真面目すぎて俺は苦手。
でも、生徒会長にはむいているやつ。
(仕事押し付け放題♪)
「夏見!去年の資料知らない?」
竹井・・・うざい
竹井千紗は先輩。
一応な。
小うるさくて母親みたいだから、あだ名は母さん。
浅田先輩以上に関わりたくない・・・っ!
「・・・一番右のタナに入れときました。」
生徒会室は壁にいくつもの資料棚が並ぶ。
俺は会社のようなスチールの事務机に座っている。
事務机は4つ。
ひとつは俺が座っている。
もうひとつは浅田先輩。
またもうひとつは竹井。
最後のひとつは、ムサ男。
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