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彼女を失った夜、俺はまだ病院にいた……
屋上であった出来事の後、俺はすぐに彼女の眠っている部屋に走って行った。俺が見たのは幻なんかじゃなく、もしかしたら彼女が眠りから覚めたのかと思ったから…いや、信じたかったから…。
でも……やっぱり彼女は……
音ひとつ聞こえない部屋で、耳を澄ませば寝息が聞こえてくるような気がした。
彼女のお母さんもお父さんも現実を受け入れられず、ただただ彼女の顔を見つめていた。
そんな時だ……
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