序章

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一人の男が今日も虚ろな目で電車に乗っていた。 この男、宝尋圭太は六年前からJNIに勤務していた。 二年前、政府が法案を施行する前までは、この会社もOGNという民営の情報局だった。 そんな中、圭太も自分の夢であった人々に情報を伝える事が出来る職場で、大変であったが必死に仕事をこなしてきた。 それが生きがいでもあった。 そう二年前までは………。
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