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興『とにかく、物質の声が聞こえるなんてことは他人に知られてちゃダメだよなぁ。特に…』
興は思わず口を閉じる。
本1『特に?』
興『いや、何でもない…』
ペン『雪ちゃんか』
興『ば、ばか野郎! ちげーよ!』
ベット『で、雪ちゃんってどんな人なの?』
慌てふためく興の様子を見て確信を得たのか、ベットが話を進めていく。
ペン『そうだな。雪ちゃんの事は興の寝言で知った事だしなぁ』
興『は!? 俺寝言でいってんの?!』
本棚『ああ、まあ気にする事ないよ。16歳には当たり前の事さ』
本達『そうだよ~』
明らかに笑っている本達を見て興は顔を真っ赤に染め、うつむき、そのまま喋らなくなった。しばらくして
ペン『そうだ。その雪ちゃんって人を連れてこいよ!』
電球『そうだよ! 連れてこいよ!』
興『…やだ』
興は真っ赤に染めた顔を下に向けたまま言った。
タンス『大丈夫たべ。いざとなったらオラ達が助けてやんべ!』
ゴミ箱『んだんだ!』
ガンプラ『それに私たちだってどんな娘か見てみたいじゃないか』
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