0人が本棚に入れています
本棚に追加
君の名前を呟いた。
その先には、振り向く笑顔も、
はしゃぎながらまとわりつく
君の存在もない。
君の名前が好きだった。
言い終えた時に、君の愛しい、存在を確認出来たから、
今は君の名前を聞くのが辛い。
君がいなくなった事を認めたくない僕の我が儘なのだろうか。
最後に君の名前を呼んだのは、
いつ頃だったかな?
冷たくなった君の頬をなぞり、
君の名前を問い掛けても、
君の瞳は、開ける事がなかった
君の名前を何度も叫んだところで君の瞳は、閉じたままで、
僕を見つめていたあの笑顔も、見れない。
ねぇ君の名前何度も何度も、
呟いたけど、静まり返る部屋に 冷たく響くだけ。
最初のコメントを投稿しよう!