始まり

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イマナニヲオッシャッタノデスカ? 「やった~!葵大好き~♪」 拓也は葵に抱き着いた 「…お前だけは断ってくれると思ったのに…」 「だって面白そうじゃん」 葵は悪びれもせずに答えた。 「これで瞬も行く気になったでしょ?」 「全然」 「怖いの?」 「んなっ!?」 「あ~っ、怖いんだ~♪」 と拓也は葵とニヤニヤ笑い出す。 「瞬は駄目だな~♪この意気地無し~♪」 「ヘタレ」 「お前ら…」 もう言いたい放題だな… しかし、そこまで言われて引くことは俺の紙の如く薄いプライドでも許されなかった。 俺は諦めながら 「…わかった、俺も行くよ…」 と、ため息混じりに答えた。
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