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瞬「エッ?」
俺は思わず声を出してしまった。
俺だけではない
葵以外の全員が驚いていた
瞬「どうして?」
陽「考えて見てください。
どうして、あの子はこんな時間の廃校舎に制服姿でいるのでしょうか?」
確かに…
こんな真夜中の廃校舎で制服姿でいるのは確かにおかしい…
それに、肌の青白さが異常すぎる
生気が全く感じられない…
そういえば葵が言ってたな…
陽は霊感が高く、霊も見えるって…
瞬は急いで皆の所に戻った
瞬「あいつ…まさか…」
陽「えぇ…おそらく、自殺した男子生徒の霊でしょう…」
?「な~んだ。バレちゃったか♪」
少年がニヤニヤしながら言った
「!?」
皆が後づさる
陽「さっさとどきなさい。」
?「それはできないな~」
陽「!!…何故だ?」
?「だって僕、帰す気ないもん♪
皆ここで死ぬ運命なんだよ」
少年が答える
瞬「ふざけるな!さっさとどきやがれ!」
俺は段々苛々してきた
?「やだね~。みんな僕が殺してやるよ♪
特に…望月瞬
お前はただでは死なさないよ
苦しめて苦しめて、二度と立ち直れないくらいの絶望を味わしてやる…」
少年は憎悪を帯びた目で俺を見てきた
瞬「何故、俺の名前を知っている…」
?「さあね…
まあ逃げれるものなら逃げてみるがいいさ
無理だろうけどね…
アハハハハハ!!」
少年はそう叫ぶと、消えていった
その瞬間…
窓が全て消え、辺り一面が闇に覆われた
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