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「うわぁ―――っ!!!」 叫びながら、勢いよく布団から起き上がる。 そして気づく。 アレは夢だった。 「ハァハァ…っ!!…今の何なんだ……一体」 自分の死ぬ夢……。 縁起が悪い。 (息苦しい……) 呼吸が乱れ、息苦しい。 そのせいか気分も悪い。 最悪の目覚めとは、こういう事を言うのだろう。 布団や服には、ビッショリと汗が染みついている。 本人もビショビショだ。 額から、首から、汗で湿っている。 「嫌な夢だ…。しっかりと覚えてやがる…」 右手で頭を掻くとすぐに立ち上がり、部屋を出る。
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