日常

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簀子を歩いて男の後を追いかけている暁美。晴明の部屋を出てから一言もしゃべっていない。 「おい」 男が立ち止まったので、暁美も止まる。やっとしゃべったので、何を言うのかと思った。 「何用?」 「俺は十二神将がひとり、青龍」 「そう・・・」 やっと青龍が自己紹介したというのに、そっけなく言った。色々と訊きたいことがあるが、今訊かなくてもいいだろう。 「室はそこだ」 どうやら室に着いたので自己紹介をしたようだ。青龍は隣の室を指差したので、そこが暁美の室となるようだ。 室まで案内した青龍は姿を消した。暁美はすぐには室に入らずに簀子に座った。 「はぁ・・・」 色々と他愛のないことを考えていたのだが、解決策など浮かぶ訳もないので室に入ってもう寝ることにした。
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