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「ほぉ・・・」
大人しくこうべをたらすと笑みを浮かべて面白そうに言うだけだった。
「巫女よ、私のことは高淤と呼べ」
「はい」
高淤の言葉に大人しく返事をすると、高淤が笑い出した。暁美はただ困惑することしか出来なかった。
というより、神とか人ではないものに会うのは初めてなので、対応の仕方が分からない。
「巫女、これから何が起きようと慣れることだ」
「・・・はい」
ここにいる時点でもう慣れないといけないような気がしてきた。あまり長くいては迷惑かもしれないので、礼をして離れることにした。
「なかなか、だな」
1人つぶやく高淤。これからあの人間がどう対応するのかが楽しみになった。
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