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「おい、遙!」
カーテンから差し込む日差しに、眉を潜める。
「あ、來…おはよう。」
「おはようじゃねぇよ、今何時だと思ってんだ。」
怒りながらそう尋ねられ時計を見てみれば9時を過ぎていた。
「あぁっ!?」
「お前、今日は一限から取ってんだろ?」
あれから一年。
遙は無事に第一志望の大学に進学した。
そして、來のマンションに二人で暮らしている。
勿論、親には友達と暮らしているとしか言っていない。
「うっわ…寝坊した…。」
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