ハプニング

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「だって、來と少しでも長く一緒に居たいし。」 「言っとくが単位落としてみろ!別れるぞ!」 「ッえぇ!?ちょ、そんなァ…!」 乱暴に冷たいパンを皿にのせ差し出す。 温められていない市販のパンそのままだ。 「早く食って大学行ってこい!」 「は、はい…」 Tシャツとスウェットを脱ぎ今日着て行く服に袖を通す。 「あ、來。今日、バイトは?」 「今日は夕方6時上がり。」 「あ、じゃあ!久々に外食しよう!」 遙は参考書などを鞄に詰め込みながら來に言った。 來は「んー」と考えながら頷いた。 「分かった。早く帰ってくる。」 「うん!」  
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