ハプニング

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遙は來に迷惑をかけたくないから、決してバラしたりはしない。 來も勿論誰かに言いふらしたりはしていない。 となると、一体何故? 「…チッ、何様だ。」 気にしなくてもいい。 はずなのに… 『捺夜遙が痛いめを見るぞ?』 自分が痛いめを見るのならばまだいい。 だが、遙が… 万が一危険な目にあえば… 「ッ、冗談じゃねぇ!」 來は携帯と財布と鍵をてにとり部屋を出た。  
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