古代史のロマン

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第八話【スサノオ国家統一へ】 スサノオは、王になっても権力を独り占めせずに各地方の代表者による話し合いの政治を行ってました。 「今のように小さい国がたくさん有っては、権力争いが激しくなりやがて戦乱が起こる。」 「今のうちに国家を統一して、争いの無い世界を造りたい。」 戦争が起これば、一番つらい思いをするのは『民衆』である。 元、朝鮮半島の滅ぼされた国の王族であるスサノオは、父親のフサから幼少の時からきいていたのでしょう。 この考えは人々の心を動かし、瀬戸内地方の勢力は積極的に統一事業に参加しました。 スサノオは、対馬・朝鮮南部も連合国家に加えました。 ここより、朝鮮半島の先端技術を国内に持ち帰ったとされてます。 (朝鮮半島南部にも、スサノオが神として祭られてます。) 統一に協力する人達には、仕入れてきた技術を惜しみなく与えました。 瀬戸内から紀伊半島南部まで統一を進め、力を持ったスサノオは、九州も傘下に治めました。 (大阪、奈良、熊本には、当時有力な豪族が居て、スサノオに賛同しなかった) この連合国家を、『和』と名付け、中国人は音で『倭』と呼びました。 つづく
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